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台形CSGダムの設計及び施工に関する研究

台形CSGダムは、台形ダムとCSG(CementedSandandGravel)工法の両方の特徴をあわせ持つ新型式のダムであり、ダム建設における「材料の合理化」、「設計の合理化」、「施工の合理化」の3つの合理化を同時に達成するものです。CSGとは建設現場周辺で手近に得られる材料を分級、粒度調整、洗浄を行うことなく、セメント、水と簡易な施設を用いて混合したものであり、CSG工法とはこのCSGをブルドーザで撒き出し、振動ローラで転圧することによって構造物を造成する工法です。

台形CSGダムは、ダム技術センターを中心にして開発され、平成21年度の国土技術開発賞優秀賞を受賞しています。これまでダムの仮締切、付帯構造物、地すべり対策工などに適用されてきましたが、ダム本体についても2ダムに適用されています(当別ダム(北海道)、億首ダム(沖縄総合事務局))。今後、いくつかのダムが台形CSGダム形式で施工されることが決まっているほか、ダム本体以外でも種々の構造物に適用が可能です。

当センターは、台形CSGダムに関する種々の技術・特許を有しており、調査、試験、設計、施工計画・品質管理を行うことのできる唯一の機関です。今後、台形CSGダムに関して更なる技術開発を進めるとともに、技術的課題の解決のための検討を行っていきます。
台形CSGダムの特徴
台形CSGダムの標準断面
億首ダム施工状況
当別ダム施工状況
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↑一般社団法人ダム工学会HP
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