IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が2007年にまとめた第4次報告書の大きな特徴として、次の2点が挙げられます。
- 地球が温暖化されていることが明言されたこと。
- 緩和策によっても温暖化はすぐには解消しないので、適応策が重要であることが示されたこと。
気候変動がダムに及ぼす影響として、洪水流量の増加や渇水継続期間の増加、降雪・融雪パターンの変化などが考えられ、ダム技術センターでは、わが国で実施されている気候モデルの算定結果を用い、こうした影響を評価するとともに、放流設備の改造など必要となる適応策について、調査・研究を実施しています。