ダム用PSアンカー設計施工マニュアル(令和3年9月発行)
ダム用PSアンカー設計施工マニュアル(令和3年9月発行) |
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販売価格:3,300円(税込・送別)
サイズ:B5判
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第1章 適用
第2章 用語
第3章 材料
第4章 腐食
第5章 設計
第6章 施工
第7章 荷重試験
第8章 管理
参考資料
第2章 用語
第3章 材料
第4章 腐食
第5章 設計
第6章 施工
第7章 荷重試験
第8章 管理
参考資料
1990年頃から欧米豪では、ダムの堤体や基礎岩盤の補強のために工期や工費の面で優れるPSアンカー工法が数多く採用され、その実績を背景に防食、削孔、計測等の設計・施工技術は格段の進歩を達成し、技術基準類の整備や改訂も進められてきました。一方わが国では、斜面安定や法面保持を主目的とするグラウンドアンカーや建築地盤アンカーが主流であり、地盤の堅さ、耐用年数、アンカー配置、緊張力管理等の面で基本的に大きく相異しています。そこで海外技術成果に着目し、国内ダムへの適用を目指して2010年に「アンカー工法におけるダム堤体の補強工法に関する研究」(ダム技術センター発行)がまとめられました。当成果は、川俣ダムの岩盤PS工更新や千本ダムの堤体耐震補強に活用され、現在はダム用PSアンカーに関する設計、施工の資料および試験・計測データが多く蓄積された状況にあります。今後についても、国内におけるダム再生・再開発事業の拡がりとともに、ダム用PSアンカーの「必要な補強が局所的に可能、貯水位低下が必要ない、嵩上げに対応容易」等の工期、工費だけでない優れた特徴が注目されており、ダムへの採用数は大きく増えるものと予想されます。上記を背景に、今回刊行の「ダム用PSアンカー設計施工マニュアル」は編纂され、適用範囲をダム堤体と基礎岩盤に絞った上で、設計、施工、管理の全般に亘って記述されています。