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ダムニュースNo.402(平成30年5月)

椛川ダム定礎式
−香川県−

1.はじめに
 香川県土木部では、椛川ダムの本格的な築造にあたり、関係各位への謝意を表すとともに、礎石を添えてダムの永久堅固と安泰を地域の皆様とともに願うために、平成30年3月29日(木)、椛川ダム本体建設工事敷地内(高松市塩江町)において「椛川ダム定礎式」を開催しました。
 本稿では、式典の様子についてご報告させて頂きます。
2.椛川ダムについて
 椛川ダムは、香東川沿川の洪水被害の軽減、県都高松市の水道用水や流水の正常な機能の維持、また、平成6年に代表されるような渇水時でも河川維持用水の補給を可能とし、渇水被害を軽減するための異常渇水時の緊急水補給容量を確保しています。
 平成6年の大渇水を契機に椛川ダムは計画され、平成6年に実施調査計画に着手し、平成8年に建設事業に着手しました。計画途中でダム検証作業も経て、地域の皆様のご理解とご協力を頂きながら事業を進めているところです。ダム本体建設工事は、平成26年10月に大成・飛島・村上特定建設工事共同企業体と工事請負契約を締結し、骨材製造設備、コンクリート製造設備等の設置を終え、平成28年12月から堤体コンクリートの打設を進めています。定礎式現在のコンクリート打設量の進捗率は、約14%(約6.1万m3/約43万m3)と進んでいます。
3.定礎式
 ダムの永久堅固と安泰を願う「椛川ダム定礎式」を椛川ダム本体建設工事現場地内に設営した特設会場にて執り行いました。
 式典には、地元地区の代表者の皆様をはじめ、国土交通省関係者や関係議員の皆様、工事関係者等約120人にご臨席賜りました。
 式辞において、浜田香川県知事は、「ダムが完成すれば、河川の洪水調節や水道用水の安定供給が可能となり、県民の安全安心に大きく寄与する」と述べました。
 また、大西高松市長からは「ダム本体の建設工事が順調に進み、定礎式を迎えられたことを喜ばしく思う」との式辞がありました。
 続いて、高松土木事務所安西所長が工事報告を行いました。その後、吉田国土交通審議官と五所野尾香川県議会議長からご祝辞を頂きました。
次に、式のメインイベントである「定礎の儀」を執り行いました。はじめに、椛川ダム建設事務所職員並びに大成・飛島・村上特定建設工事共同企業体の職員が樺川地区たたら踊り保存会の「樺川たたら踊り」に合わせ「礎石」を搬入しました。
 搬入後、礎石のまわりにコンクリートの材料を入れる「鎮定の儀(ちんていのぎ)」、コンクリート材料を鏝で均す「斎鏝の儀(いみごてのぎ)」、槌を用いて礎石をしっかりと納める「斎槌の儀(いみづちのぎ)」を執り行いました。これらの儀式には来賓の方々も参加され、滞りなく行われました。
 その後、葛西香川県土木部長の「コンクリート放出」の合図により、ダンプトラックからコンクリートを打設し、ダム堤体に設置された礎石を埋納する「埋納の儀(まいのうのぎ)」を執り行いました。
 式典の締めくくりには、香東川水系ダム建設促進期成会の綾田相談役の万歳三唱のご発声のもと、香川県知事、高松市長、五所野尾県議会議長、椛川ダム対策協議会会長らの手により久寿玉の開披を行っていただき、閉式となりました。
4.おわりに
 この度、無事定礎を迎えることができましたことについて、地権者の皆様をはじめとする地域の皆様、関係各位に心より感謝申し上げます。
 椛川ダムの建設を進めている高松市塩江町は、塩江温泉郷として有名であり、伝説によれば行基が開湯したとして伝えられ、国民保養温泉地にも指定されています。
 また、今後、工事を進めるにあたっては、今しか見ることができないダムの建設中現場を地域の観光資源としたダム観光に活用しながら、工事の品質確保、安全確保に万全を尽くし、地域の皆様のご期待に応えるよう取り組んでまいりたいと考えております。

(香川県土木部河川砂防課)

浜田香川県知事〈式辞〉
吉田国土交通審議官〈祝辞〉
たたら踊りによる先導
礎石搬入の様子
鎮定の儀
大西高松市長〈式辞〉
斎鏝の儀
斎槌の儀
埋納の儀
万歳三唱
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