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ダムニュースNo.399(平成29年12月)

平成34年度完成を目指して川上ダム建設事業
〜付替道路工事完了 工事は次の段階へ〜
−水資源機構−

 平成29年9月、川上ダム建設事業が計画されて約50年、本体建設工事の契約を締結し、建設事業は平成34年度の完成に向けて大きく動き始めています。
 ダムのキャッチフレーズは「伊賀の里 自然にやさしい ダムづくり」。
 建設予定地周辺に生息している国の特別天然記念物「オオサンショウウオ」の保護移転を行うなど、環境保全の取り組みも重視し事業を進めています。
 ダム建設はいくつかの施工工程に区分され事業が進みます。そのうちの一つが「付替道路」の施工。ダム湖の誕生により水没する地域住民の生活道路の付け替えがこのたび完了し、全線供用開始となりました。
 平成29年11月9日に全線供用を開始した「付替県道青山美杉線」は、三重県伊賀市青山羽根から平成22年2月に一部供用を開始した約2.2kmの区間を含む同市種生までの約3.9km。さわやかな秋晴れとなったこの日、地元伊賀市の青山住民自治協議会会長連絡会主催により、伊賀市長、伊賀市議会議員、地域代表者をはじめ、地元選出の国会議員、三重県議会議員、国、三重県、伊賀市等の関係機関等、約50名のご臨席のもと、供用開始式が開催され、来賓によるテープカットの後、供用開始となりました。住民の皆様には長らくご不便をおかけしてきましたが、既に平成20年に供用開始されている県道松阪青山線と合わせ、三重県による道路拡幅も同時に行われたこの道路の供用開始により、利便性は益々向上し、今後の地域の活性化にも大いに役立つ道路となることと信じております。
 現在、事業は、工事用道路の設置を鋭意進めながら、事業は次の段階へと進みます。川の流れを切り替える「転流工」、コンクリートを造るための設備を建てる「仮設備工」、ダム本体の基礎となる岩盤まで掘削する「基礎掘削工」、そして本体打設を行う「本体コンクリート工」へと進み、このころ現場は最盛期を迎えます。さらにダムの運用に必要な設備を整備する「管理設備」、水を貯めてダムの安全を確認する「試験湛水」と続き、平成34年度の完成を目指します。
 自然と調和するダム、地元と共存するダム、地域の資産としてこの川上ダム が地域を守り、発展に寄与する次世代にも宝物となる施設になることを願い、職員一丸となって工事を進めてまいります。

(独立行政法人水資源機構 川上ダム建設所)

  川上ダム緒元
    ○位置: 淀川水系前深瀬川
    左岸: 三重県伊賀市青山羽根地先
    右岸: 三重県伊賀市阿保地先
    ○事業の目的:
      洪水調節
流水の正常な機能の維持
新規利水(伊賀市の水道用水)
    ○型式: 重力式コンクリートダム
    ○堤高: 84m
    ○堤頂長: 334m
  ○総貯水容量:31,000,000m3
位置図
 
川上ダム完成予想図
供用開始式(テープカット)
 
走り初め風景(猫また大橋)
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