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ダム技術センターは、昭和57年に設立され、平成24年には設立30周年を迎えました。平成25年度からは、新しい法人法に基づき、一般財団法人ダム技術センターとして再出発をしています。

大規模で重要な構造物であるダムの建設には高度な技術力が求められますが、それを担うダム技術者を継続的に確保するには各ダム事業者の個別の対応には限界があるため、ダムの専門技術者をプールし、ダム事業の技術的支援を担う組織としてダム技術センターが設立されました。

設立以来、今日までダム技術を支援する組織として信頼をいただき、多くのダム事業の実施に貢献できたと自負していますが、これはひとえに国土交通省や都道府県等関係機関の皆様方の温かいご支援とご協力の賜物と考えています。

現在、ダム事業の再検証も順調に進捗する状況となっていますが、ダムの事業数は年々減少する状況にあります。ダムの事業数が減少しますと各ダム事業者におけるダム技術の継承がますます難しくなる状況となります。その意味でダム技術を支援する当センターの役割は相対的にますます重要になってくると考えています。今後とも研鑽を深め、この役割をしっかりと果してまいりたいと思います。

当センターでは、ダム事業の一層の効率化、環境負荷の軽減、既存ストックの有効活用等ダム事業に対する社会的な要請を踏まえ、活動の重点を「新技術の開発と普及」、「既設ダムの有効活用」、「ダムの安全管理」の3点に置き、取り組んでいます。

現在、既設ダムの有効活用として多くの大規模な既設ダムの再開発事業が実施されていますが、既設ダムの再開発に当たっては、新規のダム建設とは異なる新たな技術開発が必要となります。当センターもこれらの事業の設計、施工技術開発に技術協力として参画させていただいています。国土交通省ではこれらの大規模な再開発事業の技術的な経験を踏まえ、今後とも増加が見込まれる同種の事業への適用や海外展開も視野に日本のダム再生技術として集大成する意向を持たれています。当センターも積極的に貢献していきたいと考えています。

当センターが中心となって開発したCSG工法による台形CSGダムは新しい型式のダムとして注目されています。CSG工法では風化岩や河床砂礫等の低品質の材料が活用でき、ダム本体の建設コストを大幅に削減するとともに環境負荷の低減にも寄与します。既に北海道の当別ダム、沖縄の金武ダム(億首ダム)の2ダムが台形CSGダムの型式で建設され、今後も多くのダムでこの工法を採用するための検討が進められています。CSG工法はダムの建設技術として開発されたものですが、福島県の夏井海岸や静岡県の浜松海岸では、津波対策としての海岸堤防の建設にもこの工法が採用されています。夏井海岸では震災で発生した瓦礫がCSG材料として活用されています。ダム再生技術や台形CSGダムの技術については、国際大ダム会議等の場を通じて海外にもPRを行っていますが、諸外国からも大きな関心が寄せられ、具体的な技術協力の要請もあります。これは日本大ダム会議を通じての活動となりますが、日本の進んだダム技術を活用して特に発展途上国の地域開発や経済発展に貢献できるよう協力を行っていきたいと考えています。

現在、インフラの安全管理の重要性の認識が高まっています。

レベル2地震動に対する耐震性能照査や完成後長期間経年したダムの総合点検等を通じたダムの安全管理の分野においても今後とも積極的に貢献していきたいと考えています。

当センターは今後も様々な最新のダム技術を通じて、安全で快適な社会環境づくりに貢献していく所存です。当センターへの一層のご支援とご協力を改めてお願い申し上げます。

理事長 柳川 城二 

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